ともろです
世の中は 第4波 マンボウと話題になっていますが、今日は、そんなコロナの影響で新現代病として突如ランキング入りした「ドゥケルバン病」をご紹介します。
ドゥケルバン病とは、手首の腱鞘炎(けんしょうえん)です。
もともとは
- 手をよく使う方(パソコン、スマホ、ゲームなど)
- 楽器の演奏者
- テニス、ゴルフなど手を使うスポーツ
- 妊婦さん
- 更年期以降
が中心に発症しやすい病気ですが、コロナの自粛、リモートワークの影響でパソコンやスマホを使う機会が増え、
・マスク皮膚炎
・スマホ肘
に続き堂々の9位にランクインしました。
妊婦さんや更年期に多い原因は、ずばり女性ホルモンの関係です。妊娠や更年期という転機で、女性ホルモンの分泌が変化し、妊娠期ではプロゲステロンというホルモンが盛んになり、腱鞘を収縮させる働きがあるため、腱鞘炎を誘発させてしまいます。
更年期では、エストロゲンというホルモンが急激に減少することで、腱鞘の柔軟性を低下させ、腱鞘炎を引き起こしやすくなります。
親指を中に入れてグーをつくり、そのまま手首を小指側へ倒してみてください。この時に手首に痛みがでたら腱鞘炎(ドゥケルバン)の可能性があります。
鍼灸治療では、腱鞘炎の
- 痛み
- 腫れ
- 熱感
に対して治療しながら、女性ホルモンの分泌障害を整えることもできます。
湿布や注射で治らない、手術するのは嫌という方は鍼灸治療を試してみてください。
以上