起立性調節障害の自宅での過ごし方と鍼灸治療

起立性調節障害の自宅での過ごし方と鍼灸治療

ともろです

朝は起きられないのに夕方は元気になる。学校の授業はいかないのに部活や遊びに行ったりする。

  • 「うちの子はなまけているの?」
  • 「行かないだけなのか…」

親御さんは悩まれると思います。

このような「午後から動けるようになる」という状態は、起立性調節障害の特徴的です。

起立性調節障害の特徴

起立性調節障害は、自律神経のバランスがとれず、

  • 朝起きられない
  • 気持ち悪い
  • 頭痛がする

などの症状が出る病気で、主に、交感神経が上がりにくいため午前中に症状が悪化する傾向にあります。

また、自宅で安静にしすぎると交感神経が刺激されない状態が続きより体調を崩しやすくなります。

  • 家に引きこもりがちになる
    学校を休む日が増えていくと、教室に入りづらくなったり、友達とも疎遠になってしまうため、外出することをためらうようになります。
  • 運動不足
    横になっていたり座った状態が多いと、運動不足から筋肉量が減っていき、血液循環の低下につながります。
  • 生活リズムの乱れ
    自宅にこもりきりになると、夜更かしや昼夜逆転など生活リズムが乱れてしまい、自律神経の乱れを助長します。

当院にも、午後から遊びには行ける、夕方の部活は参加できるという患者さんが多いです。できる範囲で、どんどん行動をしていくことは良い出来事と捉えていただきたいです。

また、自宅での過ごし方のほかに、鍼灸治療を並行して行うことで症状の緩和や改善がより期待できます。鍼灸刺激により自律神経が良い状態に調整される効果があるため、自律神経の機能失調が原因である起立性調節障害に対して有効な治療手段といえます。

当院の鍼灸治療では、自律神経への刺激のほかに乱れを引き起こしている原因を改善するように治療をしていくことで症状の改善を目指します。

  • 朝に調子の悪い日が増えてきた
  • 立ち眩みやめまいがする
  • 立っていると気分が悪くなる

などの症状が出ていたら、自律神経の乱れが起こっているかもしれません。不安な症状があれば、お早めにご相談ください。

以上

専門外来|起立性調節障害

 ともろ鍼灸院 

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