ともろです
今回は不妊治療のお話です。
不妊治療において、タイミング療法や人工受精で妊娠まで至らず、体外受精や顕微授精といった高度医療にステップアップしてもなかなか思うようにいかずに悩まれている方もいるのではないでしょうか?

来院される方の多くは、不妊治療をしていてもなかなか結果に結びつかず、他に方法はないかと調べて来院される方が多く、すでにタイミング療法や人工授精を3~4回行ったり、体外受精にステップアップするも妊娠判定まで至らない、または流産してしまう方が多いです。

実は、不妊治療は病院の治療と併用して鍼灸治療をすることで着床率や妊娠継続率が上がります。
もともと、妊娠に至らない理由として、
- 卵巣や子宮の器質的な問題
- ホルモンバランスの乱れ
- 卵子の質が悪い
- 高温期を保てない
- 体が冷えている
- 精神的なストレス
などが考えられます。
これらを改善できれば、妊娠への可能性がグンっと広がります。ではなぜ高度医療に鍼灸を加える事で妊娠率が上がるのか?

鍼灸治療は、子宮や卵巣などの器質的な治療だけでなく、体の冷えによる体温調節の乱れや精神的ストレスや日々の疲れによって体力が落ちていないかなど、カラダ全体の状態を診て治療する事ができるため、高度医療をする上で鍼灸治療が有効だと言われています。鍼灸治療は、妊娠するための体作りです。
鍼灸治療は、女性ホルモンのバランスを整え、生理周期を安定させたり、子宮内の環境を良くすることで着床率を上げることができます。また卵巣内の血流を良くすることで、卵子の質を上げるサポートができます。
また、日々のストレスにより乱れた自律神経の働きを整え、カラダ全体の血流を良くする事で疲れが取れやすくなったり、冷えや肩こりの改善に繋がり、赤ちゃんを迎え入れる環境を整える事ができます。
高度医療にステップアップしても、根本となるお母さんの体が赤ちゃんを迎え入れる準備や環境が整っていなければ、結果を出すことが難しくなってしまいます。
赤ちゃんの育つ環境をしっかり整えることで、高度医療が活きてきます。
鍼灸の治療法としては、採卵前や移植前など、その時の状況や体の状態に合わせて、使用するツボを変えながら治療をおこなっていきます。また、移植後は無事着床し、心拍を確認できるための治療もおこないます。
鍼灸を併用して、
- 理想的な二層性のグラフに近づける
- 子宮内膜を厚くする
- 着床~妊娠判定まで高温を維持させる
- 出産までの様々な症状に対応する
など妊娠に向けて体づくりを目指しましょう。
高度医療を受けていても、赤ちゃんを授かることができないとお悩みの方は、病院の治療に加えて鍼灸治療という選択肢を考えてみてください。
以上