ともろです
2021年4月20日の仰天ニュースで、「朝起きれない中学生」の病気ということで起立性調節障害が紹介されました。
起立性調節障害とは、
- 朝起きれない
- 立ちくらみやめまいがする
- 頭痛がする
- 食欲不振
- お腹が痛い
- 入浴後に体調が悪くなる
- 起床時に体温が高い
- 脈が速い
などの症状を訴え、学校に行けず病院を受診したところ診断されるケースがよくあります。起立性調節障害の多くは、末梢血管交感神経活動が低下する病気で、主に小学生から中学生の思春期前後に多くみられる自律神経の病気です。
この病気の治療法は、血圧を上げる薬や不安を和らげる薬を使用します。しかし、薬だけの治療ではいつになったら治るのかわからず、親子ともに不安になります。実は起立性調節障害という病気、鍼灸治療がよく効きます。

鍼灸治療は、リラックスする時に働く副交感神経や、活動時に働く交感神経の働きを調節させることが可能です。そのため、起立性調節障害の症状に対して、機能低下している交感神経活動を活発にさせることで、病気に伴う
めまい
頭痛
食欲不振
朝起きれない
などの症状が楽になります。
鍼灸は薬と違い、副作用も依存性もなく、自分のチカラで自立できるよう促してくれる治療法です。起立性調節障害や自律神経失調症を疑う症状で学校に行けない時、鍼灸治療をお試しください。
以上
専門外来|起立性調節障害