ともろです
浜松も急に寒さが出てきて、久しぶりに冬らしい遠州の西風が吹くようになりました。
今回のお題は皮膚炎です。
今年は、例年以上によく見かけます。原因がわかっている患者さんもいれば、驚いて皮膚科に駆け込む患者さんもいます。
皮膚科でわからないと言われた患者さんも、少なからずみかけます。見た目は、やけどのような内出血のような痛みが強いわけではなく、皮膚がん???と間違われる方もいます。
今までは当院の地域柄、三ヶ日農家さんの患者さんも多く、例年何人かに目撃しているよくあるものです。今年は、夏頃より全国的に原因のものが大量発生しているとニュースで取り上げられていました。

お気づきの方もいると思いますが、そのは「カメムシ」です。
皮膚科医の解説には
カメムシの皮膚炎は、多くの場合2~3日で色素沈着を残して治癒します。
ただし、症状が強い場合は早めに皮膚科を受診しましょう。 カメムシの皮膚炎は、カメムシが分泌する悪臭のする液体が皮膚に付着することで起こります。
この液体の主な成分はトランス-2-ヘキセナールというアルデヒド系の物質で、毒性があります。
カメムシの皮膚炎の対処法としては、すぐに分泌液を洗い流すことが大切です。カメムシの臭いは水に溶けやすいものと油に溶けやすいものが混ざっているため、油性と水性の2段階で落とすのがポイントです。
とのことです。
一般的には素手で意図的にカメムシを潰す人はいないと思いますが、予期せぬ出来事で踏んづけてしまうこと、手をついたときにカメムシを潰してしまうといったことは起こり得ることです。
みなさん、カメムシの皮膚炎は体調不良には繋がりにくいですが、こんな手の異常があっても驚かないようにしてくださいね。
以上